
統括チーフ 堀さんインタビュー
「やるしかなかった」不確実な状況で、行動と判断を重ねてきた実行者の決断。
Ryoya Hori
堀 凌也
2021年にクラウドリンクへ新卒入社し、RAとして着実に実績を積み重ねてきた堀さん。
新拠点の開設や新領域の立ち上げなど、急拡大フェーズの中で直面した不安とプレッシャー。そのなかで「やるしかなかった」と振り返るメカエレキ部門の立ち上げ、そして現在、マネジメントという立場から見つめる“組織”と“個”の可能性とは。
組織の成長と、ベンチャーのリアルについて語っていただきました。

Q.01
学生時代について教えてください。
2歳から続けていた水泳中心の生活でした。高校までは選手を続け、大学では高校の部活のコーチを務めました。コーチでは、自身の経験の中にあったトップ選手中心の指導に疑問を感じており、全員がフラットに指導を受けられる環境作りに力を入れて取り組みました。その結果、選手全員が自己ベストを出すことが出来、やりたかったことを体現できた経験が今にも活きていると思います。また、週6日コーチをやる傍ら、空き時間で出来るアルバイトも行い、忙しいながらも充実した学生生活を過ごしていたと思います。
Q.02
就職活動はいつから始められましたか?
3年生の夏ごろに始めました。はじめは幅広い業界をみていたのですが、水泳のコーチの経験を活かしたいという想いから、「人に教えられる仕事」を意識し、そのイメージから「コンサルティング」なんていいなと考えていました。そのため、大企業からベンチャーまでコンサルティングとつく仕事を見て回っての就職活動でした。
Q.03
クラウドリンクとの出会いを教えてください
WEB媒体にて、たまたま見つけました。そしたら、人材コンサルティングって書いていたので、例のごとく一旦話を聞いてみるかという事で、とりあえず応募をしてみました。振り返ると、初めて話を聞いた時の印象はあまり無くて。当時4人程度の会社で、会社説明の資料もA4の紙一枚で、ベンチャーってこんな感じか〜という程度でした。ただ、その後も就活を続けていく中で、「裁量をもって働けるか」に軸を持ち始めました。そうなると、どうしても大手とベンチャーを比較すると、ベンチャーに優位性がある。さらに、社員数の少なさ=裁量権の大きさに通ずる点があると考え、当時の組織スケールを決め手にクラウドリンクへの入社を決めました。多少不安もありましたが、同じ大学出身の方がいらっしゃったので、妙な安心感もありました。(笑)
Q.04
入社してギャップは何かありましたか?
正直、良くも悪くも入社前にそこまで具体的な想像をしていなかったので、ギャップはありませんでした。ベンチャーなので、変化も早いと思いましたし、そんなこと考えても意味ないなと。なので、「こんな感じか」と、そこで壁にあたる事はなくスムーズに業務にも入っていけたと思います。

Q.05
なるほど。ベンチャーを象徴するエピソードはありますか?
このままいくと会社がヤバいかもとおもったことがありました。(笑)それが、伸び続けていたIT領域の売り上げが、一時低迷する時期があったのですが、それがちょうど東京に新拠点が立ち上げ、さらにIT以外にもメカ・エレキ領域にサービスを広げていくというタイミングだったので、本当に大丈夫か?!と思いました。そんな中で自分はメカエレキ部門の立ち上げから参画することになったので、個人的にも多少のプレッシャーはありました。
Q.06
当時のIT部門の低迷の理由はなんだったんですか?
今となってははっきりと分かるのですが、データの活用が上手く出来ていなかったことです。当時はそれが全く分からず、また人的リソースも十分に確保できず情報も限られたものしかないような状況で、不安な日々が続いていました。だからこそ、自分がメカエレキ部門で売り上げを作って会社を支えていくしかないという気持ちで頑張りました。どうやって売り上げを増やすかという事しか考えていませんでしたね。そこからIT部門は試行錯誤して息を吹き返し、変わらずクラウドリンクの主要部門として成長を続けています。
Q.07
IT部門の復活には皆さんの努力があったのですね。
メカエレキ部門の成果はどうだったのでしょうか。
立ち上げ初年度から大きく売上をあげ、次年度では2.5倍まで売り上げ規模を伸ばしています。短期間で急成長を実現できた要因としては、とにかく行動数を確保しました。面談数=売り上げと考えていたので、いかに面談数を確保するかに重点をおき、チーム全体としてそこにコミットしました。
Q.08
チームとして動く中で、難しかった点はなんですか?
行動方針の統一です。立ち上がった当初、「量を追うのか」「質を追うのか」で意見が分かれました。それぞれの意見を何度もディスカッションし、最終的にチーム全員で納得の上で同じ方針で動きました。それが、結果につながったと考えています。
Q.09
部門の立ち上げを振り返ってみて、もっとこれが出来ていればよかったなと思う事がありますか?
当時は営業だけしか見ておらず、他部署との連携があまりなかったんですよね。立ち上げのタイミングから他の部署と連携を深くとっていたら、もっと早くもっと大きく組織を成長させられたかなということは思いますね。ただ、その経験を今後に活かしていければいいと思っています。
Q.10
様々なご経験をされてきた中で、ご自身の成長を実感したタイミングを教えてください。
個人と言っていいのか・・・でも自分が管轄しているメカエレキの売り上げが伸びているのは、数字として見える成長ですので、成長実感として感じますね。自分の成長と会社の成長がリンクしていることを感じられることも、ベンチャーのやりがいの一つとしてあげられますね。
Q.11
反対に壁にぶつかった経験や、悔しかった経験は何かありますか?
正直、個人として営業の売り上げが達成できなくて辛いなと思うようなこともありましたが、それよりも同期が先に役職に就いたことや、自分よりも後から入社してきた方が役職について、自分は役職が無かったときはすごく悔しかったし、やるせない気持ちでした。自分はとても負けず嫌いなので、それが原動力になって今につながっています。この経験がなかったら、ここまで頑張れていなかったとも思います。

Q.12
入社からこれまで、メンバーからマネジメントまで様々な立場で業務を行っていますが、それぞれで考え方の違いなどありましたか?
それぞれで結果の出し方が違うので、考え方も変わっていますね。具体的にいうとプレイヤーは自分の行動がすべて自分に返ってきますが、チームの場合は、自分一人の力ではどうにもならない。だからどう人に動いてもらうかが重要になる点で違いますね。
Q.13
マネジメント面で意識していることを教えてください。
一人ひとりとコミュニケーションを丁寧にとり、その人毎の志向性や目標を理解しておくことが大切だと思っています。信頼関係をしっかりとつくることで、お互い同じ方向を向いて仕事をしていけると思っているので、そこを一番大事にしています。今後の自分の目標としては、指示を出すのではなく、質問を重ねることでコーチングを行い、自走できるメンバーを育成し組織を大きくして行きたいと考えています。
Q.14
拠点間でのマネジメントで大変なことはありますか?
離れている事のいい点としては、結果・アウトプットだけを見れるのでフラットに判断出来ることです。ただ、それだと淡泊になりすぎる点もあるので、電話やWebでの面談を行いリアルな声を聞くことも大切にしています。しかし、そうすると今度は聞きすぎてまた意思決定に影響がでるので、そのバランスを保つことが難しい点ですね。今後拠点も全国に増えていくので、様々な経験を活かして組織を作れればと思っています。
Q.15
今後の個人目標を教えてください
明確な目標を持っている訳ではなく、いけるところまで行きたいというのが一番です。どこまでクラウドリンクが大きくなるのかを見ていきたいです。入社当時から今までも考えられないほどの会社の成長ですが、さらにこれからの未来の成長も全く予想ができない分、その未来を自分が作っていけるとも考えられるので、そこに楽しさややりがいを感じます。それに並行して、大きな組織をまとめて動かしていきたいなとも思いますので、そこに向けて今できることをこなして行きたいと思います。
Q.16
最後にクラウドリンクではカルチャーマッチを大切にしていますが、どのような人がマッチし、一緒に働きたいと思いますか?
一言でいうのは難しいですね。いくつかぱっと思いついた点を挙げると、尖った人というか、自分の軸を持っている人ですね。加えて周囲に対して思いやりを持った人です。一人で仕事をしていくわけではないので、そういった人間力を持った方がマッチすると考えます。そんな人たちと、未来のクラウドリンクを一緒に作っていければ嬉しいです!
ありがとうございました!